くせ毛の人にとって、1年の内で一番嫌な時期が梅雨ですね。
私もくせ毛がひどいので、この時期は毎年悩まされます。
朝にせっかくセットしても、昼間には湿気にやられすぐにうねる。
外に出れば雨に打たれ、髪はへにょへにょ。
こんな悩みから解放されたいですよね...。
そこで今回は、梅雨にやっかいな髪のうねりを抑える方法や、その対策法などをお伝えします。梅雨の髪のうねりや広がりの原因は?
そもそもなぜ梅雨時期や雨が降ると、髪がうねったり広がるのか。
それは、髪本来のダメージによるものです。
逆に言えば、髪にダメージがなければ、うねりや広がりなどの影響はほとんど受けません。
まず、髪の毛の作りがどうなっているのか簡単に見てみましょう。

・毛髄質(メデュラ)…髪の毛の強度を作る芯のようなもの。
髪質が太い人(0.09mm以上)には必ず含まれているが、髪質が細い人(0.06mm未満)は含まれている割合はおよそ10%。
・毛皮質(コルテックス)…繊維上のタンパク質で出来ている層。
髪の毛の太さや柔らかさは、コルテックスの影響が大きい。
・毛表皮(キューティクル)…髪の毛の表面の組織。
ウロコ状になっており、髪によってそのウロコの枚数が異なる。
水分を保持するという、重要な役目を持っている。
ちょっと難しい言葉がたくさん出てきますが...
重要なのはキューティクルとだけ覚えておけば大丈夫です^^
髪にダメージがあるということは、キューティクルが剥がれてしまっているということになります。
剥がれているキューティクルから、本来髪の毛の中にあった水分が流れでてしまい、逆に今度は外部からの湿気や水分が必要以上に入り込み、コルテックスの中にどんどんと溜め込まれていきます。
それがやがて膨張して、広がりやうねりの原因になってしまうんです。
ということは、剥がれたキューティクルを補修、またはなんらかの保湿剤で保護してあげればいいんです^^
そうすれば、水分が髪の毛の内部に入り込むことは出来なくなりますからね。
では、どうやって保護してあげればよいのでしょう。
梅雨時期や雨にも負けない髪のうねり対策は?
対策と言っても、ただトリートメントをして補修してあげればいいのか、と言ったらそうではありません。
実は、普段の髪の洗い方やドライヤーの使い方でも、髪はダメージを受けている可能性が大きいのです。
なんかめんどくさい...
と感じるかもしれませんが、本質を考えてみて下さい。
髪って、切っても痛くないですよね?
当たり前のことですが、髪には神経が通っていません。
ということは、すなわち髪には再生能力がないんです。
一度、ダメージを受けてしまった髪の毛を“完全に”再生することは不可能なんです...。
ですから、これ以上ダメージを受けないように“保護”することしか出来ません。
「ダメージ補修」
と聞くと、髪が再生するイメージがありますが、実はまた根っこから新しい髪が生えない限り、本来の綺麗な髪の毛は作れないんですね^^;
ですので、今ある髪を本当に大事にすることが、うねりや広がりを抑える大切な手段なんです。
大切なことは以下に簡単に4つに分けてまとめてみました。
- 髪の洗い方
- タオルドライの仕方
- トリートメント剤の使用
- ドライヤーでの乾かし方
それぞれ見ていきましょう。
髪の正しい洗い方
順番はシャンプー→トリートメント→コンディショナー(リンス)の順番で洗っていきます。
- シャンプー→髪の汚れを落とす。
- トリートメント→髪の内部を補修する。
- コンディショナー→髪の表面をコーティングする。
シャンプーをする前に、大事な事が1点あります。
それは、シャワーで髪を3分間掛けて洗い流すこと。
ここで、フケや汚れはほとんど落ちてしまいます。
それと、くせ毛の人や髪の毛がうねりがちな人は、特にここで頭皮の毛穴を意識して洗ってみて下さい。
くせ毛の人の毛根って、髪の毛が真っ直ぐ生えておらず、斜めに生えていたりします。
このくせを少しでもなくす為に、指の腹で頭皮を円を描くようにマッサージして洗い流して下さい。
タオルドライの仕方
ゴシゴシと、髪をこすり合わせて力強く拭いてはいませんか?
これは絶対にNGです。
まずは、髪の根元から包み込むようにして、頭皮から拭いていきましょう。
そうしたら次に、髪の毛の根本から毛先に向かって、押しこむように拭いていきます。
タオルドライ後のトリートメント剤の使用
半乾きの状態の髪に、トリートメント剤を使用します。
ここでは、洗い流さないトリートメントか、ホホバオイルを使用します。
ホホバオイルは100%天然のものを使用しましょう。
ドライヤーの正しい乾かし方
まずは、髪の毛をかき分けて頭皮から乾かしていきましょう。
それと同時に、髪の毛も根本から毛先に向かって当てていきます。
ここでは、目の粗いブラシを使って、水分を分散させながら乾かしていきましょう。
完全に乾かしたら、最後は冷風を当ててキューティクルを引き締めます。
重要ポイントは、このドライヤーの乾かし方が非常に大きいです。
というのも、ドライヤーって適当に髪をぼさぼさしながら乾かすと、ものすごく変にくせが付いてしまいます。
スタイリングも、ドライヤーの乾かし方1つで全然違ってきますので、是非ドライヤーの乾かし方をマスターしましょう^^
梅雨時期の髪のセットを持続させる為の方法とは?
そもそも、梅雨時期にセットなんかしてもすぐ崩れちゃうし...
と、諦めてはいませんか?
今回ご紹介したように、髪をしっかりと保護してあげれば梅雨でもセットが崩れないようにすることは出来ます。
私は高校生の頃は、毎年梅雨時期になる前に縮毛矯正を掛けていたんですが、
- 値段が高い
(1万~3万が平均。私はトリートメントなしで7,500円でした。) - 当日の時間がすごく掛かるのでめんどくさい
- 仕上がりが不自然になる場合がある
以上の3点を踏まえて、今は“ヘアアイロン”でセットしています。
ヘアアイロンも上手くやれば、髪の傷みは伴いますが確実に綺麗にストレートを保つことが出来ます。
参考までに、ヘアアイロンの使い方を解説した記事を書きましたので、以下を参照下さい。
ちなみに↑こちらの記事では、髪の洗い方などのより詳しい内容を記載しています^^
それと、今回は私が7年間愛用しているヘアスプレーを特別にご紹介します。
それがこちら。
トリエ10スプレー。
パッケージは当時と変わりましたが、性能は全く落ちていません。
私も、ヘアスプレーやワックスなど、有名所からマイナーなものまで幅広く使いましたが、これがダントツにおすすめです!
なにより、セット力と持続力の高さにびっくりします!
7年間、他のスプレーに見向きもせずにこのスプレーを愛用したのは、本当にセットした髪が崩れないし、使い心地がいいからなんです^^
香りもいいですし♪
正直今は、スタイリングするのにワックスなど一切使わずに、このスプレーだけを使っています。
時間のない時でも、このスプレー1本で済んでしまいますから重宝しています。
- なかなか髪がセット出来ない...
- セットしてもすぐに崩れる...
そんな悩みをお持ちの方は、是非!
このトリエ10スプレーをお試し下さい^^
さいごに
梅雨時期は本当に嫌ですよね。
雨ってだけで憂鬱になるのに、髪もヘタるから一番キライな時期です^^;
でも、今回ご紹介した方法で髪をしっかりと大切にして、広がりやうねりをなくし、嫌いな梅雨とはおさらばしましょう!