世の男性の皆さんは、配偶者である妻の事を何と呼んでいますか?
普段は名前やあだ名で呼んでいる妻も、出先でふいに妻の事を呼ぶときに、
「ウチの◯◯が~」
なんて言い回しをしますが、呼び慣れない呼び方に困惑してしまう時もあります。
実際、なんて呼べば正しいのかわからないと、自信を持って「ウチの◯◯が!」って言えないですよね。
そこで今回は、妻の正しい呼び方をご紹介していきますm(_ _)m
今後、奥様を呼ぶ時に参考にして下さいね(^^)
配偶者である妻の正しい呼び方は?
これから、6つの呼び方についてご紹介していきます。
- 妻
- 嫁
- 奥さん
- 家内
- かみさん
- 女房
1つずつ、詳しく見ていきましょう。
妻
最初に結論を言ってしまいますが、正しい呼び方は「妻」です。
婚姻届には、しっかりと「妻になる人」、「妻の氏」などと書いてあります。
また、重要書類の続柄などにも「妻」と書きますね。
重要な局面での使用は間違いありませんが、普段の会話の中で「ウチの妻が」と話すと、なんとなくお堅いイメージになってしまう気もします。
もっと、普段は他の呼び方をしている方もいらっしゃいますよね。
では、他の呼び方もみてみましょう。
嫁、嫁さん
「ウチの嫁が~」
「ウチの嫁さんが~」
という人も多いですよね。
普段の会話の中でも溶け込みやすく使いやすいです。
しかし、実は正しい使い方としては間違っています。
本来、「嫁」とは、男性側の両親が、息子の妻である女性の事を呼ぶ呼び方です。
「嫁」とは「嫁(とつ)ぐ」と言う漢字と同じ字を書きますよね。
ですので、嫁ぎ先である夫の実家で使われる呼び方なんです。
正しい使い方としては、夫のご両親が「ウチの息子のお嫁さんが~」と言うのが本来の使い方になります。
しかしながら、実際に「ウチの嫁さんが~」と使っている人も多く、一般的に使用してもNGではないので、本来の使い方ではないという認識だけ持って入ればいいでしょう。
ちなみに、婿(むこ)さんとは、女性側のご両親が、娘の夫の事を呼ぶ時に使われる呼び方ですね。
奥さん
「ウチの奥さんが~」
って、私は以前までコレ使ってました^^;
しかし実は本来の使い方とは違うようなんですよね~。。
知りませんでした...。
本来は、他人の妻を呼ぶ時に使うんだそうです。
他人の妻を敬って呼ぶ時に使うので、会社の上司の妻などの事は、「◯◯さんの奥様は...」などと使用するのが正しい呼び方です。
しかしながら、「ウチの奥さんが~」は本来の使い方ではありませんが、現代では「嫁さん」と同様、一般的な呼び方としても定着しつつあります。
聞き手としても、そう言われて違和感は感じないですからね。
特に、NGという訳ではないですが、本来の正しい呼び方ではないという事は認識しておきましょう。
豆知識Point!
「大奥(おおおく)」という言葉がありますが、奥に住むのは女性で、公家や大名などの身分の高い人の妻の事をそう呼んでいました。
後に、武家や富商でも使われるようになり、現代では「奥さん」が一般的な呼び方として普及しました。
家内
自分の妻を謙遜して呼ぶ時に使われます。
昔は男性は外で仕事をし、女性は家の中で家事という風潮があった事から、昔は妻の事を家内と呼んでいました。
しかし、現代では女性も外で働きに出ている事も多い事から、家内という呼び方は少し廃れてきてしまっているようです。
差別的な要素も含まれる為、あまり良い呼び方ではないというイメージもありますね。
年配の方で家内と呼んでいる方が多く、若い方はあまり呼び慣れない呼び方だと思います。
妻が専業主婦の場合は、家内と呼んでも問題ないでしょう。
かみさん
遡る事江戸時代。
当時は、将軍や天皇などを敬って「上様」という表現が用いられていました。
現代ではそれが妻に使われるようになり、意味としては、妻の事を敬った気持ちで呼ぶ時に使われる呼び方とされています。
「ウチのかみさんが~」
と、会社の上司も良く言っているので、きっと奥さんの事を大事に思って敬っているんだろうなと感じました。
女房
昔、朝廷に仕える女官や、貴族の身の回りを世話する女性の事を指して「女房」と呼んでいました。
その事から、妻を見下した呼び方という意味合いもあります。
「ウチの女房が~」と使っている方は年配に多く、個人的なイメージとしては亭主関白の人が使っているイメージですね。
若い方が女房というのは、少し違和感があるようにも感じます。
妻の呼び方まとめ
- 妻…妻の正しい呼び方
- 嫁…夫(息子)の両親が、息子の嫁を呼ぶ時の呼び方
- 奥さん…他人の妻の事を呼ぶ時
- 家内…専業主婦、自宅にいる妻の事を呼ぶ時
- かみさん…妻を敬っている呼び方
- 女房…妻を見下している呼び方