先日、人生で初めて大腸内視鏡検査を受けてきました。
受けた経緯としては、5日間連続で血便が出てしまいまして...
血便はよくある事だったのですが、それは痛みが伴っていて、1日か2日でなくなっていたので単なる切れ痔(硬い便を無理に出そうとしてお尻の皮膚が切れてしまう)かなと思っていました。
しかし今回は、5日連続で血便だし、痛みも伴わないという事で、妻に相談したら
「病院行ってきな!」
と言われたので、すぐさま近くの病院に症状を伝えに行きました。
すると医師から、
「じゃあ原因を調べる為に大腸の中見ましょうか。」
と言われて、20代にしていきなり初めての大腸内視鏡検査を受ける事に...
今回は、そんな赤裸々な大腸内視鏡検査の体験談を記事にして書いていきます。
これから大腸内視鏡検査を受ける事になって、不安になっている人に向けて書きました。
私も、受ける前はやっぱり不安でいろいろネット上で調べていましたからねw
この記事も、これから受ける人にとって少しでもお役に立てたらなと思いますので、是非参考にして下さいm(_ _)m
- 大腸内視鏡の当日の流れ
- 痛みってどのぐらいなのか
- 所要時間など
- 検査後はどんな感じ?痛みはある?
この辺りで、検査を受ける人が気になるであろう事をまとめてみました。
大腸内視鏡の当日の流れ
私が大腸内視鏡検査を受けたのは、お盆真っ只中の8月14日。
病院は13時に来るように言われており、当日の朝はニフレックと呼ばれる経口腸管洗浄剤を飲むように言われていました。
腸内を洗浄するものですが、便も出やすくなるので下剤のようなものですね。
ニフレックは朝の7時から9時までの2時間かけて、2リットルを飲んで下さいとの事だったので、なんとか飲んで腸内を洗浄しました。
(とは言っても、2リットル飲んでませんが^^;)
腸内は洗浄され、便もほとんど透明に近かったので、とりあえず準備はOK。
ニフレックの飲み方や味などについては、下記の記事で詳しく記していますので、「飲んで下さい」と言われている方は、読んで見て下さい。
ポイント
私の病院では、ニフレックを当日の朝に飲むのと、前日のお昼と夜に指定されたご飯を食べるだけでした。
車で病院まで向かう事、3分。
(超近!Σ(゚д゚;) )
13時ぴったりぐらいに受付に申し出て、まずは血圧を測定して、測定結果を提出。
その後、検査服に着替えます。
私のイメージでは、検査服をちょこっと下にズラして、お尻丸出しの状態で検査を受けるとずっと思っていたのですが、どうやら医学は進歩しており、こんな画期的なアイテムがあったようです。↓

穴あきパンツ
お尻部分にちょうど穴が空いているので、そこまで恥じらいもなく、検査を受けられそうです。
その上から、検査服を着るというような感じです。
その後、点滴を打って、点滴をぶら下げておく点滴スタンドを手に持って引いていきます。

こんなやつにぶら下げる
初めての点滴スタンド...
なんか自分が重症患者になった気分になり、精神的にもあまり元気が出ません。
というよりも、これから大腸内視鏡検査を受ける事への恐怖で、あまり気分も落ち着いていなかったのかもしれないです^^;
そのあとに、点滴室と呼ばれる所に連れていかれると、既に他の患者さんが2人いました。
この日は、私の他に2人大腸内視鏡検査を受ける方がいたようなので、全員で3人受けるようです。
その内、自分が一番最後でした。
これ、13時に集まる意味あるのか?
とも思いましたが、、
しかしこの点滴室、テレビもなければ漫画もないし、もちろんスマホもいじれない...
何時間いるかわからない事を考えると、隣の人とコミュニケーションを取るのも微妙だし、とにかくこの時は
“頭の中で考え事をする”
これしかする事はありませんでした。
なかなかこんな機会がないので、1時間ぐらい経って我慢出来なくなり、点滴室から出て、自動販売機で水を飲む。
検査直前でも水なら飲んでいいようです。
とりあえず点滴を打っているので、お腹は空きません。
ただ、この待っている時間が暇。
それだけでした。
結局、2時間程待って15時から検査という形になりました。
大腸内視鏡検査の痛みってどのぐらいなの?
検査室では、まず検査服のズボンを脱いで、穴空きパンツで仰向けに寝そべります。
その後、鎮静薬(眠くなったり、気分を楽にするお薬)の静脈内注射を打ちます。
麻酔のようなものですね。
その後、身体を横向きにし、上になった足の方を前に出して、足を組んだ状態にします。

こんな感じで右足を前に出すようにして組む
その後、先生が
「じゃあ始めていきま~す。
まずは指から入れま~す。」
と言って、ひんやりジェルの付いた指(もちろん指サック的なものを付けていると思う)をズボっと入れてかき回してきます。
「うっ...」
この時は、痛みはなく、嫌悪感と違和感の狭間のような感情になりました...。
その後にカメラを入れていきます。
カメラは、まずお尻から入れて、とりあえず奥まで行った段階で、映像はカメラを引きながら見ていきます。
残念ながら、私が横を向いていた方向には映像が映っている画面がなかったので、全く何も見えない状態でした。
もちろんカメラは入れるより、引いていく方が先生側も楽で、患者側も痛みが少ないので、とりあえずカメラが奥まで行っちゃえばあとは基本的に楽勝です。
一時、お腹が張る感じになって痛くなる瞬間があるかもしれませんが、その時間も10秒程度で、あとは違和感が続く感じです。
痛いというよりは違和感と、羞恥心さえ我慢すればあとは楽なもんです。
病院の先生の腕と、検査を受ける人の体質にもよると思いますが...
私の妻の知人も何人か大腸内視鏡検査を受けた事があるようなのですが、その内の1人は痛くて痛くてしょうがないとおっしゃっていたようです。
2人の子を持つ30代の女性なのですが、帰りは痛くて車も乗れず、車椅子で帰ったようです。
他の知人は、全く痛くないと言っていたようなので、やはり病院の先生の腕と、本人の体質次第と言う事でしょうか。
割合的には、痛くなかったという人の方が多いようです。
ただ、大腸はS字を描いたカーブがいくつかあるのですが、そこを上手い具合に通ってくれないと、カメラがつっかえて痛いと感じる事があるようです。
痛みが不安な方は、事前に鎮静剤があるかないか確認し、ある場合は鎮静剤を入れてもらうようにお願いしてみましょう。
ちなみに、カメラが抜ける瞬間は、
「やばい!便が漏れた!」
という錯覚に陥りました。
鎮静薬も打って、ちょっと力も出ないので、本気で漏らしたかと思って焦りましたが、特に何も言われなかったので、たぶん大丈夫です(笑)
その後、自分の腸内の静止画を見ましたが、基本的に腸内は綺麗で何も異常はなさそうでした。
しかし、なにやら黒い影が見えて不安になったので、
「先生、これはなんですか...?」
と、恐る恐る聞いてみたら、
「これは、スイカの種ですね。」
と。
実は、検査日の前日にスイカを食べていたのですが、その後調べてみたら、検査日前日にはスイカを食べてはNGだという事がわかりました。
NG理由としては、やはり種などが検査の邪魔になってしまう恐れがあったからなんだなと納得。
種のせいで、異常を見逃してしまう可能性もありますからね。
ご自分の為にも、検査日前日は指定された食べ物だけ食べる、もしくは何も食べないように気を付けましょう!
(言えた口じゃない)
検査の所要時間はどのぐらい?
大腸内視鏡の検査時間はその人と病院にもよると思いますが、私の場合は特に異常もなく、15~20分ぐらいで終わったと思います。
しかし、当日に受けた2人は40分以上掛かっていたと思います。
自分が13時に来て、検査が始まったのが15時だったので。
腸内が綺麗だとそれだけカメラでの映像も鮮明でわかりやすいので、しっかりと洗浄出来ていて出し切っている場合は、結構早く終わるかもしれません。
もっと長い人だと1時間ぐらい掛かるのだとか。
検査後は痛みなどはどう?
検査後は、鎮静薬の注射を打ったのでふわふわした感じでした。
まだ鎮静薬も効いているので、さっきの点滴室で30分の仮眠を取りました。
ちょっと寝たら、さっきのふわふわ感もなくなっていて、特に痛みもなかったです。
その後病院内の待合室に移動して結果まで待ちました。
とりあえず、自分の場合は特に異常はなし!
との事でした。
しかし、本来の血便5日連続の原因は特定出来たのか聞いてみたら、
「今となってはわからない。」
との回答でした。
あれは一体なんだったのか...。
結局、謎に包まれたままです。
まぁ、何もなくて良かったですが。
その後は検査費用を支払って、普通に車で帰りました。
人によっては車で帰れない人もいるので、大腸内視鏡検査を受ける当日は、車で行く場合には、誰かに送り迎えしてもらえるならその方がいいですね。
私も一応、妻に来てもらっていましたが、帰りは運転出来たので大丈夫でした。
また、余談ですが、人によっては、大腸内視鏡検査そのものや当日の下剤(ニフレック)を飲むよりも、前日までの食事制限や、前日飲む下剤の方が全然辛いと言う声もありました。
検査後の辛さも、車に乗れないぐらい痛い!
という人もいれば、痛みや辛さはゼロ!
という方もいるので、大腸内視鏡検査を実施する場合は、そこの病院の口コミを参考にしたり、しっかりと内視鏡専門医にお願いした方が間違いないかもしれません。
まとめ
- 大腸内視鏡検査は早ければ15分~20分、通常で30分~40分、長いと1時間ぐらいかかる
- 痛みは病院の先生の腕、検査を受ける本人の体質にもよる
- 痛いという人の割合の方が少ない
- 検査当日は出来れば車で送迎して貰う事が望ましい
- 検査日前日、または当日は指定された物以外は食べない、もしくは何も食べないようにする
- 病院選びは、口コミが良い所、内視鏡専門医がいる所の方が痛くない可能性が高い