冬になると、悩まされていた虫から開放される...
と、思ったら出てきた小さい虫のようなもの。
これ、ダニかもしれません。
特に害がないとしても気持ちとしては嫌ですよね。
今回は、冬に発生するダニや虫の退治方法をご紹介します。
冬に出る虫の退治方法は?
冬に出る虫が冒頭でダニとご紹介しましたが、他にもハエやカメムシなどが発生します。
ハエは冬になるとぱったりといなくなりますが、種類によっては湧いてくる種も存在します。
このハエですが、種類が異常に多く、捕まえてもなかなか種類を見極めるのが困難な場合があります。
基本的に、私たちの周りでよく見かけるハエを“イエバエ”と言います。
このイエバエだけでも相当数の種類がありますが、基本的には市販のハエ退治グッズで退治出来るでしょう。
また、カメムシについてですがカメムシは冬を越す為に秋にかけて集団で家にかけこんでくる場合があります。
ふとした時に、身体にくっついてる...
なんてケースもありますが、ここも目に見える虫ですので退治グッズで撃退していきましょう。
では、ダニは?
こいつは厄介ですね...
目につきにくい上に、倒しても倒してもキリがない。
では、発生する根本原因とはなにかを次で見ていきましょう。
冬の家にいる虫 ダニが大量発生する原因は?
ダニにも種類があり、夏場だけに発生する種もあれば1年中生息する種もあります。
冬でも姿を見るダニを“ヒョウヒダニ”と言います。
※チリダニとも言います。
このヒョウヒダニは、ベッドやソファー、カーペットなどの生活家具などに存在し、その糞や死骸がアレルギーの原因となります。
この種のダニは、日本全国どの家庭にも見られるごく一般的なダニで、存在自体はごく通常のことと言えます。
人間の汗やフケなどを餌にするために、寝室に多く発生します。
しかし、最近の温暖化の原因で、本来ならば冬に生き長らえることの出来ない種が存在する場合があります。
それが、“コナダニ”。
通常、梅雨時期や秋口にかけて高温多湿を好み生息していますが、冬にも存在するケースがあります。
このコナダニの嫌な所は、食品に発生してしまうところ。
米びつや、砂糖の中に入っていたら、もう、全部捨ててしまいたくなりますよね...
しかも、高温多湿を好みますが、低温には“強い”んです。
高温は好み、低温は強い。
なんとも憎たらしいやつです。
また、他に“ツメダニ”という種はなんと、ヒョウヒダニやコナダニを捕食して増殖してしまうんです!
そうなると、ダニの食物連鎖が働きどんどんとダニが増えていってしまう。。。
そんな状況になるのは絶対に嫌ですよね^^;
(考えただけで恐ろしい...)
ちなみに、ヒョウヒダニとコナダニは人間に直接的な害を及ぼしませんが、ツメダニは人を刺します。
これ、故意的ではなく間違って刺してしまうらしいので、そこを聞くとおっちょこちょいで可愛い。
なんてことも思ってしまいますが、
全くそんなことはありません。
早急に、ダニを駆除しましょう!!
冬のダニ退治と駆除方法はコレだ!
まず言えることは、ダニを100%駆除することは到底不可能と言えます。
かなりのダニ対策を行っている家庭でさえベッドに100匹はいるものと考えましょう。
ダニの弱点は高熱。
ベッドやカーペットに存在するヒョウヒダニを撃退するには、コインランドリーに行って業務用の乾燥機で乾燥させるのも一つの手です。
ダニは温度が60℃以上になると死滅します。
外に干しただけでは、ダニが陰に隠れてしまいますので退治できません。
乾燥させたカーペットなどにはまだ、ダニの糞や死骸が付いています。
これらがアレルギー源になっていますので掃除機でしつこく吸い取ってやりましょう。
最近は、ダニ対策の為に布団クリーナーを使用しているご家庭も増えてきているようですね。
しかし、ダニの死骸は吸えても、生きているダニは布団の繊維にしつこくしがみついて離れず、1分吸ってもしぶとい奴は生き残ります。
ですので、掃除機や布団クリーナーでは、退治するにはまだ甘いということになります。
では、どうするのかと言うと、一番簡単でコストも安くお手軽な方法としては、市販で売られているダニアースを布団やカーペット、ソファにシュッと吹きかけるだけ。
これだけで、ダニ対策が取れます。
手順としては、ダニアースでダニを退治してから、死骸となったダニを布団クリーナーで吸い取るのが正しい駆除方法です。
ヒョウヒダニを退治したら、それを捕食していたツメダニもおのずといなくなるでしょう。
また、食品に混入する一番厄介なコナダニ。
こいつは、他のダニと比べさらに多湿を好みます。
梅雨時期が大好物で湿度が75~85%が一番のやつらの理想形です。
ですから、冬でも加湿器などを過度に使用してしまうと、発生しやすい環境を作ってしまうんです。
しかし、部屋を加湿し過ぎなければいいのか。
と言うと、そうではありません。
例えば、小麦粉の中にいるコナダニはその小麦粉の袋の中の湿度で生きています。
では、加湿器を消したからと言って効果が出るのは当分先のことでしょう。
それより、食品近くの除湿を徹底していくべきです。
食品周りには、これでもか!!
というほど、湿気取りを置いて対策を打ちましょう。
除湿機付き空気清浄機なんかも備えて、常時運転させておくとよりいいかもしれませんね。
冬の乾燥した場所でも、加湿はもちろん大事ですがキッチン周りの除湿は怠らず心掛けていきましょう。
まとめ
ダニは冬でも発生します。
ダニを抹消することは不可能ですが、少しでも被害を少なくする為に対策は不可欠です。
冬場は乾燥しますので、加湿器などに頼りがちですが、加湿し過ぎても問題があるため場所に分けて除湿をするべき所はしていきましょう。
冬だからこそ油断してしまう、そんな時にこそ徹底したダニ対策をして快適な生活を送りましょう。